大阪インサイト

横浜--日産自動車は、タクシー運転手の減少を補うために技術を活用する動きの一環として、約3年以内に日本で小規模な無人運転サービスを開始することを目指していると、水曜日に発表した。日産は、2027年4月に始まる会計年度までに、地方を含む日本の3～4つの自治体でレベル4と呼ばれる自律走行サービスの提供を開始したいと考えている。そのプログラムに向けて、日産は今後数年間、日本第二の都市である横浜市で、20台ものセレナを改造したミニバンで実証実験を行う予定だ。本田技研工業、日本電信電話、トヨタ自動車などのライバルメーカーは、日本の人口高齢化が急速に進む中、ドライバーレス・サービスへの関心を高め、技術開発を進めている。本田技研工業は10月、ゼネラルモーターズとそのロボットタクシー部門であるクルーズとの合弁会社を今年前半に設立し、2026年初頭の日本でのドライバーレス乗車サービスの開始を目指すと発表した。この発表の数日後、サンフランシスコで同社のロボットタクシーが他の車にはねられた歩行者を引きずった事故を受け、クルーズは米国での事業を一時停止した。日産自動車の土井和宏副社長は記者団に対し、横浜でレベル2の自律走行試験を実施し、車両にはセーフティドライバーが同乗すると述べた。